柳田製茶の若蒸し製法

柳田製茶の若蒸し製法

柳田製茶の若蒸し製法についてご紹介します。
若蒸し製法とは、お茶本来の味と香りを引き出すために、柳田製茶が独自に確立したこだわりの製法です。
摘みたての柔らかい新芽を一瞬で蒸すこと(一般的なお茶の約半分の時間)でお茶本来の際立った風味を引き出し、抽出したお茶は美しい黄金色となります。

年に1度だけの新茶の摘み取り

若蒸煎茶は、一年に一回しか収穫できない柔らかい新芽若葉の一番茶のみを使用してつくられる、味と香りにこだわった贅沢な煎茶です。

1年間手塩にかけて丁寧に大切に育てられた当園のお茶の木は、摘み取る前に寒冷紗と呼ばれる覆いを被せます。この工程は、茶葉の味や香りを引き出す大切な作業です。

茶摘機で丁寧に刈り取られたお茶は、茶摘み後すぐに当園の製茶工場へ運ばれて加工されます。

柳田製茶のお茶畑
柳田製茶のお茶畑

製茶工場でのこだわりのお茶づくり

柳田製茶の製茶工場
柳田製茶の製茶工場

当園の製茶機械は60キロラインという小さな機械を使っております。
当園は、大きな機械で大量生産を目指すのではなく、小さな機械で細かい調整をしながら質の高いお茶づくりにこだわっております。

当園工場では、原料によって異なる生葉が持つ水分を葉の中から上手く出すため、各機械の温度・風量・バネ圧・回転数を随時、細かく調整しています。この事で1本1本が針のように整い、飲んだ時にえぐみのない美味しさの感じられる製品になります。

荒茶製造設備

蒸機

蒸機

高温の蒸気で蒸して発酵を止める機械。摘まれた茶葉はまず蒸機に送られます。ここでの蒸し加減でお茶の品質が大きく変わるため、大変神経を使う作業です。

葉打機

葉打機

熱風を当てながら打圧を加え、蒸されたばかりで水分が多い茶葉の水気を飛ばす機械。茶葉の色・香りを良くし、次の工程時間を減らして鮮度を保つ役割もあります。

粗揉機

粗揉機

乾燥した熱風を当てながら茶葉を揉む機械。適度な摩擦と圧力を加えながら揉むことで葉を柔らかくし、葉の中に含まれている水分をさらに減らします。

揉捻機

揉捻機

強い力で乾燥しにくい茎の水分も揉みだし、茶葉全体の水分を均一にする機械。強い力で揉むことで、葉が柔らかくなりお茶の成分も出やすくなります。

中揉機

中揉機

揉捻で団子の塊状になった茶葉を揉みほぐしながら、熱風を当てて乾燥させる機械。ドラムが回転してお茶の細長い形が作られていきます。

精揉機

精揉機

茶葉の形を整える工程です。熱を加えて乾燥させながら一定方向に圧を加える機械。お茶をきれいな針状の形に仕上げます。

お茶の仕上げ加工・合組

仕上げ加工では、火入れ(焙煎)を行います。
焦げた物や生の物が混ざらない様、均一に火が入るように、荒茶の大きさを色々な大きさの網を使って、粉を抜いたり大きい物は切ったりして、製品の大きさを揃えていきます。

地区品評会で4年連続で最優秀賞を受賞している柳田製茶。
美味しい若蒸煎茶をお届けするために、常に栽培・製造の技術の向上を心掛けており、茶葉の形や色つや、お茶を入れたときの色あい、香り及び味を厳しく吟味して、若蒸煎茶を商品化しております。

仕上げ加工
仕上げ加工