柳田製茶のお茶畑

柳田製茶のお茶畑

柳田製茶では、さつま茶の産地、鹿児島県薩摩郡さつま町でお茶の栽培を行っております。
当園では、手と目の届く範囲で、量より質を重視した良質なお茶栽培にこだわっています。

銘茶産地さつま町に在する当園のお茶畑

歴史あるさつま茶の系譜

歴史あるさつま茶の系譜

お茶どころ鹿児島の中でも、気温の寒暖差が大きく、霧が出やすい気象条件を有するさつま町は、古来より有数の優良茶 宮之城茶(現・さつま茶)の産地として知られてきました。

さつま町の特産品であるさつま茶の歴史は古く、江戸時代にさかのぼります。宮之城4代領主であった島津久道が、宇治の茶の実を取り寄せ、茶園を奨励したことをきっかけに、茶葉の栽培が盛んに行われるようになったとの記録が残っています。

紫尾山麓の冷涼な気候と風土

紫尾山麓の冷涼な気候と風土

さつま町の北西部にそびえる紫尾山は、北薩地域随一の標高を誇り、九州百名山のひとつとして知られる霊峰です。標高は1,067mで、天気が良ければ桜島や霧島連山、天草雲仙も見渡せます。

紫尾山を含む外輪山に囲まれたさつま町では、標高が高い冷涼な盆地特有の気候を活かして、コクと旨味が深い良質なお茶の栽培が盛んに行われています。

日本三大川霧「川内川あらし」

日本三大川霧「川内川あらし」

さつま町は、町のほぼ中心を一級河川である川内川が流れており、「川内川あらし」といわれる、川霧が川に沿って流れていく大変珍しい気象現象が見られます。また、山々に囲まれた盆地であるために、昼夜の温度差が大きいことから、朝霧が発生しやすい場所にあります。

そのような霧深い奥薩摩で、山河の恩恵をたっぷりと受けて育ったさつま町のお茶は、豊かな香りと甘味のある上級な味わいとなります。

当園で栽培している代表品種

おくみどり

日本で生産される日本茶では、3番目に生産量が多い品種。収穫時期は晩生。やさしい甘みと上品な後味が特徴です。

はるみどり

「かなやみどり」に「やぶきた」をかけあわせて誕生した品種。収穫時期は晩生。濃厚な旨味と柔らかな香りが特徴です。

きらり31

「さきみどり」と「さえみどり」をかけあわせて誕生した新しい品種。収穫時期は早生。濃厚な旨みと上品で優雅な香りが特徴です。

あさのか

「やぶきた」と、中国種をかけあわせて誕生した新しい品種。収穫時期は早生。爽やかな香りとしっかりとした後味が特徴です。

さえみどり

「やぶきた」と「あさつゆ」をかけあわせて誕生した品種。収穫時期は早生。渋みが少なく旨みが強いのが特徴です。

やぶきた

日本で最も多く栽培されている代表的な品種。収穫時期は中生。濃厚な滋味と優雅な香りが特徴です。

当園のお茶畑の風景

毎年、4月5月はお茶の収穫が最盛期。収穫の時期を迎えた当園のお茶畑の風景をご紹介します。
ゴールデンウィークは、家族や親戚総出でお茶の収穫を行います。

柳田製茶のお茶畑
柳田製茶のお茶畑
柳田製茶のお茶畑
紫尾山
柳田製茶のお茶畑
柳田製茶のお茶畑
柳田製茶のお茶畑
柳田製茶のお茶畑の近くの神社